先日、不動産の売買契約を締結されたお客様に、
「八尾市の防災ハザードマップの存在は知っておられますか?」とお聞きしたところ、
「家にあった気がするけど…八尾市の防災ハザードマップって色々書いてあるけど、いまいち見方が分かりにくくて…」
といったやり取りがありました。
しっかり作り込まれてはいるんですが、確かに分かりにくいんです。
昨今の水災等の災害の多さは皆さんの記憶にも新しいかと思いますし、
マイホームを購入するときにも、長く住む場所になるので非常に重要なポイントになると思います。
最近は、防災への意識も高まってきているのはすごく良いことなので、このページで【八尾市防災ハザードマップ】を分かりやすく解説していければと思います。
八尾市役所の本館の6階にある危機管理課という窓口に写真のハザードマップが置いてあります。
この状態でのサイズはB5くらいですが、拡げると約72cm×約102cmのバスタオルサイズの両面資料になります。
この時点ですでに拡げるのが億劫になります…
八尾市のホームページにはPDFデータで掲載されておりますが、今度は小さくてわかりにくい。笑
【震度想定マップ】
このハザードマップには、地震(南海トラフ・生駒断層帯)発生の際に想定される八尾市の地域毎の震度が記載されています。
【南海トラフ巨大地震】
この想定マップでは、南海トラフ巨大地震の際に八尾市で発生する最大震度は、黄色く色づけされている地域の【震度6弱】と想定されております。
想定マップの東側(右側)の水色のエリアでは【震度5強】とのことです。
南海トラフ巨大地震における八尾市全域で想定される被害は次の通りです。
・人的被害(死者数)は34人
・建物被害は20,614棟
・津波被害は無し
ちなみに南海トラフ地震は、約100~150年間隔で起こっているそうです。
【生駒断層帯地震】
つづいて生駒断層帯地震についてですが、小さく図が乗っております。
こちらの地震の方が、発生確率は少ないものの八尾市内で想定される震度は最大【震度7】と大きいものになります。よって想定される被害も甚大なものとなるでしょう。
震度毎の状況は次の通りです。
地震は急に発生するので、震度5以上になると避難行動をとるのは困難かもしれません。
事前に避難場所などを家族会議で決めておいたり、防災グッズを準備しておくなどの対策が有効かもしれませんね。
以上が八尾市の地震発生時の想定マップの解説になります。