八尾市にも、今年も暑い夏がやってきました。
夏といえば、海にプールにキャンプやバーべキューとイベント事も多いですが、
昨今はコロナ渦の影響もあってお家に引きこもらざるを得ないかもしれませんね( 一一)
もう一つ、夏の風物詩の中にはゲリラ豪雨もあり、夏の終わり頃には、台風シーズンが始まります。
つまり災害(水害)が起こりやすい時期にもなります。
このブログでは、八尾市が交付している浸水ハザードマップについて詳しく解説していきます。
【八尾市ハザードマップ全体図(浸水想定マップ)】
八尾市の浸水ハザードマップに記載されている内容は次の通りです。
①寝屋川流域内の河川が氾濫した場合
②大和川が氾濫した場合
③東除川が氾濫した場合
④土砂災害について
の情報が記載されています。
順番に解説していきます。
【①寝屋川流域内の河川が氾濫した場合】
中央部分に大きく記載されているのは、寝屋川流域内の河川が氾濫した場合の浸水深を色分けで
示しています。
そもそも、寝屋川流域内の河川とは次の川が該当します。
・恩智川
・楠根川
・平野川
・第二寝屋川
これらの河川が、最大規模の雨量が降った場合に想定される氾濫や浸水の算出になります。
八尾市内では、主に白色・黄色・緑色に分類されていますが、各色ごとの想定浸水深は次の通りです。
【浸水深の目安】
黄色=0.5M未満
緑色=0.5~1.0M未満
となります。
ちなみに、想定している内容は
・降雨量 138.1mm/時間 683mm/24時間 (概ね1000年に1回発生する確率)
・内水氾濫の考慮あり
の状況を想定しています。
138.1mm/時間の降雨量ってイメージしにくいと思いますが、こんなイラストがあります。
【降雨量の目安】
どうやら80mm/時間の雨で息苦しくなるようです。(笑)
つまり138.1mm/時間の降雨量はそれ以上の雨量ということですね。
あまり体験したことのない雨量ということは理解できます。
次に、先ほど赤文字で記載した内水氾濫とはなんでしょうか?
実は氾濫被害には外水氾濫と内水氾濫の2種類あります。
【外水氾濫・内水氾濫】
外水氾濫:河川自体から水があふれ出て、堤防が決壊し外に被害が発生します。
内水氾濫:降雨等の排水が河川に出来ずに、排水溝やマンホールなどから水が逆流すること。
とのことです。つまり河川自体が氾濫しなくても浸水被害が発生する可能性があるのです。
そして内水氾濫の後には外水氾濫の発生も大いにあり得るので、早めの避難を実施してください。
以上が八尾市ハザードマップによる【寝屋川流域内の河川が氾濫した場合】の想定になります。
皆さんもご自分がお住まいのエリアの浸水深などご確認のうえ、避難の際の準備を心がけてください。
次のブログで続きを解説していきますのでご覧ください。
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ゲリラ豪雨時期に知っておきたい八尾市の防災ハザードマップの見方~其の2