八尾市で築浅の中古住宅をお探しのお客さまがこのチラシを見てご来店されました。
八尾市や柏原市に毎月配布しているチラシですので「一度は見たことがある」という方がいらっしゃるかと思います。
ご来店されたお客さまは築浅物件をお探しということでした。
なぜ築浅の物件をお探しかをお尋ねしたところ、
「新築は高いから買えないけど、中古住宅なら買えるからです。古い中古住宅は耐震性などが不安だし、前住んでいた人の生活感がある。古いし汚いので築浅の中古住宅を探している」
とのことでした。
過去に弊社で中古住宅を購入した方も初めは「本当は新築がいいけど、予算的に届かないから中古に妥協している」という方が何名もいらっしゃいました。
弊社では「中古住宅でいい」から「中古住宅がいい」という考えに変わっていただくために物件案内や物件紹介の前に「不動産業界」のことや「買ってはいけない物件」についてお話させていただきます。
今回お探しの「築浅物件」は果たしてお得なのでしょうか。
ここに着目してお話いたします。
中古住宅の購入検討しているお客様で質問が多いのが「耐震性」は大丈夫なのか。。。ということです。
やはり地震大国の日本。心配になりますよね。
耐震性から考えるおすすめ物件
1981年6月1日
旧耐震基準から「建築基準法新耐震基準」に変わりました。
大幅な改正が行われたこの日以降の建築基準確認交付の物件は「新耐震基準」と呼ばれています。
1981年以前の物件を買ってはいけないのかと言われたら、そういうわけではありませんが、あまりお勧めはしません。
また、この時期以前の物件を購入するのであれば、耐震工事の予算も考えたうえで物件購入を検討してください。
1995年には阪神・淡路大震災が起こり、2005年以降も数年に一度大規模の地震が起こっています。
耐震性を考慮した時期では1981年の新耐震基準からさらに強化した2000年以降の物件がおすすめです。
資産性から考えるおすすめ物件
築年数による価格の変化に着目してみましょう。
まず新築は必ず価格が下がります。
戸建てもマンションも築15年から築20年にかけて徐々に価値が下がって、築22年以降は下がりにくくなります。
建物が古くなるにつれて、価値が下がってくる仕組みになっています。
約築20年で建物の価値はゼロとなり、それ以降は土地の値段だけになります。
土地の価格はそれほど変動しないので、築22年以上は価値が下落しなくなります。
ですので、築22年以上の中古住宅は建物の価格はほぼゼロ、土地の価格でマイホームを手に入れることが出来る物件があるんです。
資産性から考える物件という点では築22年以上の中古住宅がおすすめです。
さてこの2つ基準で「築浅物件がお得なのか?」ということを改めて考えてみると、「お得ではない」という結論になります。
お得な中古住宅は1981年以降(もっといいのは2000年以降)で築22年以上の物件です。
中古住宅のデメリット「古い・汚い」はリノベーションやリフォームで解決できます。
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