前回の【税務署からのお尋ねがきたらどうしたらいい？その１】
https://www.yaofudousan.com/column/21988p/ に続き、マイホームの購入をした時にやってくる税務署からの【お尋ね】について、今回はご主人さん一人の名義で資金を出した場合のチェックポイントをお伝えします。
収入に比べて高い家の時は、その理由も書く
夫名義の預金や住宅ローンだけで購入費用を支払い、家や土地の登記名義人も夫単独になっている場合は、特に問題はありません。
ただ、一般的に見た場合、買った家や土地の値段が本人の収入と比較して高額過ぎる時は、税務署のチェックも厳しいものとなります。
特に、事業者(個人事業主)の場合などは、収入に対して購入物件の値段が高額過ぎると、申告していない所得があったのではないのかと疑われ、脱税の可能性を過去数年にさかのぼって追及される、といったこともあります。
【お尋ね】には収入レベルを判断するために「資金を買い入れた年の前年の所得」を記入する欄があります。そのため、たまたまこの年の所得が少なかったり、買った年に臨時収入があったような場合には、一見すると収入と物件のレベルが合わないことがあるかもしれません。
そんな場合は、その理由を「年間所得金額」欄の余白部分などに記入しておいた方が良いかもしれません。
住宅ローン借入金額・金利もチェックされている⁉
また、住宅ローンについても、収入からみて返済できそうにないほどの金額を借りていると、隠している収入があるのではないかと疑われることがあるようです。 そもそも、銀行の審査に通っている場合は、借入金額に見合った収入があるはずだからです。
それに、住宅ローンの金利が通常より低すぎる場合も、目を付けられることがあります。 高額の預金などを担保にしている場合に低金利を適用されていたとしたら、そのあまりに高額な預金は、隠し所得で貯めたのではないか、と考えられるからです。
さらに、預金からではなく手持ちの現金からの頭金(自己資金)としてが２０００万円以上といった、収入からでは考えられないほどの金額になると、それは申告せずに貯めたお金ではないかと疑われる場合があります。 先ほどと同じく、たまたま事情があって多額の現金が手元にあったような場合は、「支払金額の調達方法」の欄外の余白に、その理由もしっかり書いておきましょう。
とはいえ、手持ち現金が多すぎる場合に疑われるのを嫌い、支払う直前に口座に預金する人もいるかもしれませんが、税務署に預金口座を調査されると、逆にそのお金の出所を追及されることになりますので注意してください。
続きは、
税務署からのお尋ねがきたらどうしたらいい？その３【八尾市マイホーム購入】
をお楽しみに(^^)/
