中古戸建購入!リフォームの優先順位を間違えないで!!vol1
【中古戸建購入!リフォームの優先順位を間違えないで!!vol1】からの続き
前回の記事に続き、戸建住宅のリフォームの優先順位や注意点について説明していきます。
【最低限のリフォームを見誤らない】
中古住宅を購入する際に、隅から隅まですべてをリフォームを前提にしようとする人よりも、必要最低限のリフォームで済むor済ませたいと考える人の方が多く、せいぜいクロスの張り替えくらいしか想定しておらず、予算組みも少なく見ているケースが多いです。
物件を買う人にとっての必要最低限は5年、できれば10年と言いたいところで、この必要最低限に対するギャップが住宅取得後のトラブルの原因になりえます。
現状で雨漏れが発生していないから……、もったいないから、給湯器などの設備が使えるうちは……、などの理由をおいて、リフォームを実施しないという判断をしてしまいがちですが、耐用年数を考えればいずれ交換や修繕が必要になるのは目に見えているので、住宅購入時にはある程度先を見越してまとめてリフォームしておくのが良いと思います。購入時にリフォームする場合は、金利の安い住宅ローンに組み込めるのも大きなメリットです。
【戸建てのリフォームは屋外→屋内の順で】
上記のパターンとは反対に、せっかくのマイホームなので思いっきりリフォームしたい、そう考える方もいらっしゃいます。
居住の快適さに直結するため、リフォームを考えるとどうしても屋内のものを優先しがちです。
実際に中古住宅購入時のリフォームというと、インテリア関係やクロスの張替え、キッチン・トイレ・お風呂の交換が多いです。
また、屋根や外壁の塗装工事は日常目にするわけではないので、設備交換リフォームに比べると満足度が得られにくいのも特徴です。
中古住宅取得時のリフォームは「リフォーム」と大きく一括りにするのではなく、 ①住宅性能を維持・向上するためのリフォーム ②快適さなどを向上するためのリフォーム と分けて考え、快適さを追求するがあまり予算がなくなり、必要な防水対策を行わなかったため雨漏りが生じ、結果的に修繕に大きな費用がかかってしまうような結果にならないように注意が必要です。
最後に、戸建住宅はマンションのように、管理費や修繕積立金といった強制的な費用が発生しない分、
戸建て住宅には自主的な維持・管理対策が必要になることを忘れないようにしてください(^^)/