中古住宅の購入タイミングを検討されている方で多くいらっしゃるのが、「お子様が小学校に入学するまでに引越したい」というパターンです。
購入される物件によって引き渡し時期が異なることもありますが、入学まで(4月まで)に引越完了しているにはどのようなスケジュール感で行動しておくべきなのか、不動産購入の流れに沿ってご紹介します。
こちらが弊社で実際に使用している不動産購入の流れです。
まずは弊社にご来店いただき、お客さま情報を伺わせていただきます。
物件の希望条件を伺いますが、ここで覚えておいていただきたいのは『物件探しから始めると失敗します』ということです。
よく「この物件が気になるから見てみたい」と弊社に物件についてお問い合わせをいただくこともあります。
弊社ではすぐに物件案内は行わず、まずは資金の部分を確認してから物件探しを始めていただきます。
資金の確認は上の表の②事前審査の部分です。住宅ローンを利用して物件購入をする方が多いです。
「住宅ローンを組めるのか」「いくらぐらいまで組めるのか」は、というのは年収だけではわかりません。
もちろん年収も大事な決定要素のひとつではありますが、他のローンを組んでいないか、クレジットカードの払い忘れがないかなども住宅ローンを組めるのかなどの判断材料になります。
事前審査を提出して約1週間前後で結果が返ってきます。
そこから、予算(住宅ローン借入額)に合うおうち探しを本格的に探すという流れとなります。
おうち探しは早い人では1度の物件案内で決められます。
1日に2-3件の物件をご案内させていただくことも多いです。
そして物件を決めたらいよいよリフォームです。
予算を考慮してどこをリフォームしたいのかの優先順位を考えながらお見積もりのご提出。
予算内に物件代金・リフォーム・諸経費がきちんと住宅ローン借入額に収まることを確認したうえで物件購入申込。
ここからはとてもスピーディです!
物件購入申込をして売主さんからのOKもあったらそこから約1週間後には不動産売買契約と銀行への住宅ローン本申し込み・そして契約から1ヶ月以内に銀行との金消契約・1ヶ月後には不動産決済引渡しという流れです。
あくまでこれは購入する物件がすでに空家ですぐに引き渡してくれる場合です。
もしも、居住中のまま売られている場合なら引き渡し時期が決まっていることが多く、すぐに引渡しは難しいことが多いです。
引渡しが済んでやっとリフォーム工事着工できます。
ここ最近では500万円以上のリフォームがほとんどですが、水回りをすべて取り替えたり外壁屋根塗装をすると1ヶ月半から2か月かかることが多く、住むまでにかなり時間がかかってしまいます。
ざっと流れを描きましたが、資料を一目ご覧いただくだけでも「ステップが多いな」という印象が多いかと思います。
賃貸とは違い、売買は直ぐに引っ越しはできません。
きちんと時間に余裕をもって行動されることをおすすめします!