A:貯める前に購入する方がお得だと思います。
家の購入を考え出した時に、周囲から「家を買うなら頭金を貯めてから買いなさい!」と言われたことがあるかもしれません。 しかし現代においては違います。もちろん昔の日本においては間違っていたわけでは無いかもしれません。なぜなら金利が高か ったからです。
今から30~40年前、銀行にお金を預けると8%ぐらいの金利が付いたこともあります。銀行に貯金していればお金が増え たのです。対して住宅ローン金利は、5.5%でした。35年ローンだと借りた金額の倍額を返済する時代だったのです。
では今、銀行に貯金して増えるでしょうか?金利は0.00数%…。ATMを使って手数料がかかったり、物価の上昇を考えれば、 はっきり言えば目減りします。
一方、住宅ローン金利では実質金利では1%を切っています。増えない貯金を一生懸命して、その間に家賃を年間100万円 (月8万円以上)払っていれば当然マイナスです。
例えば、住宅頭金資金として毎月2万円を貯金するとします。5年間で120万円の頭金が出来ます。 一方、家賃で毎月8万円が出ていきます。5年間だと、8万円×60ヶ月で480万円の住居費としての支出になります。
貯金した分、住宅購入時にローンの借入額は120万円減らせますが、本当にお得でしょうか?
違いますよね。先に買って家賃分をローン返済にまわして支払った方がお得なのではないでしょうか?
金利の安い今の時代の賢い買い方を選択しましょう。