A住む心地よさや見栄だけで選ばず、資産性を 考えて買うことが大事です。
家を買うのに 「居住性」 「デザイン」 「機能性」 などはもちろん大 事ですね。 「人からうらやましがられるような家」にも住みたいも のです。 実は日本では、この点を重視して家を買う人がかなり多く います。
しかし、日本と違い欧米では、新築ではなく、圧倒的に「中古住 宅+リノベーション」 のほうが主流となっています。 それは「資産性」という点に注目しているからだと私は思います。 例えばアメリカでは人生で平均5回ぐらい家を購入したり、 売却 したりします。 日本は 「一生の買い物」 と言って1回または2回 ぐらいの方が多いでしょう。 そのため、 日本では自分の家を「売却する」 や 「賃貸に出す」 という感覚が少ないのが実情です。
これからは、資産性も考えて買うことが大事だとはっきりお伝えします。 簡単に言えば、 「売りやすい家」 や 「貸しやすい家」 を買いましょうということです。
いくら新しくて住みやすくても、売却できる価格が住宅ローン残 高を下まわっていればその家は売りたくても売れません。 本人以外 から見れば「ただの負債」 にしか見えません。
日本特有の「建物価格」の下落率の急激さを逆に利用して、価格 の落ちた中古住宅を賢く買って、リノベーションで 快適に暮らしな がら、「買った価格に近い価格やそれ以上の価格で売却できる家」 を考えて買っていれば、 その世帯 にとって大きな資産になってくれるでしょう。
その視点があれば 「いかに立地が大事であり、大きさ、 道路付け、「人気度合い」 などの建物の新しさより大事なものが 見えてくるでしょう。 家が人生を縛ってしまうような買い方はやめましょう!