A;リノベーション費用のローン利用で 流れが変わります。
それではお金の流れを段階別で解説していきます。
①購入申し込み時 0円。 基本的に必要なし。 新築分譲住宅や新築マンションでは10万円程度が預かり金とし て必要になる場合がありますが、 中古住宅は必要ありません。
②契約時 手付金、契約書印紙代、 仲介手数料半金 手付金 : 物件代金の5~10%、 または50万円や100万円などのキリがいい金額。 契約書印紙代:物件金額により1万~2万円程度 仲介手数料 : 半金を支払い
③決済・引き渡し時→残代金、 諸経費など 残代金: 現金または住宅ローン借入金額 諸経費 : 不動産会社担当者が明細を準備、段取り 登記関係費用:当日、現金で司法書士に支払い 固定資産税など税金: 初年度分を案分して現金で支払い 住宅ローン関係費用: 借入金額から差し引き仲介手数料 現金で残額を支払い
④リノベーション費用
住宅ローンに組み込んだ場合 : 金融機関により着工金は相談。 工事完了後金融機関より業者へ 一括支払いのケースが多いので、施主は現金で出す部分のみ準備。
現金で工事する場合 : リノベーションの契約金額によって 「着工 金」「完工金」の2回、 または 「中間金」を挟んだ現金での3回 支払いのケースが多い。
⑤入居時
引っ越し時: 引っ越し費用、 エアコン・カーテン・照明・家具・ 家電など
不動産取得税: 引き渡し後、 忘れた頃に請求がくるので要注意
手出しの現金を最小にしたい場合でも、 ②契約時の金額は必要に なります。
諸経費もローンにした場合は、 ③決済時も現金は持ち出さなくて も大丈夫です。
また、現金をたくさん持っている場合や親の援助などがある場合 は大丈夫ですが、 リノベーション費用はできるだけ住宅ローンに組 み込みましょう。 加えて、 ⑤の費用を準備して おらず現金のやりくりが厳しくなるケースが多いので要注意です。