A,購入の決断(買付申込書)の前に リノベーション費用や建物の状況を把握して おくことです。
「リフォームは引き渡してから考えてください」
「まずは物件を押さえないと!」
「だいたい〇〇万円ぐらいじゃないですか? 細かい金額は購入し てから見積もりを取ってください」
このように言う不動産会社に負けないでください。
そうとはいえ不安だと思いますが、ワンストップ購入 (中古住宅 の購入とリノベーションをひとつの窓口で連携して効率よく購入する買い方)に慣れている業者なら、上手に導いてくれるので大丈夫 です。しかし、まだまだワンストップ購入ができる業者は少ないの が現状です。
あまり期待できない場合は、 先にリノベーション会社を訪問した りして、お気に入りの担当者を探しておくのもいいかもしれません。 物件案内時に同行してもらったり、見積もりを早くもらえるかもし れません。
ここで誤解しないでください。
不動産会社を悪者にしているわけ ではなくて、不動産会社の「早く物件を確保したい」思いと、「ゆ っくり希望を聞いて正確な見積もりを出したい」建築会社の業界の スピード感の違いが原因で、現実的にしょうがない事象なのです。 これがクリアできると賢いワンストップ購入が必ずできます。
さらにアドバイスするならば、「リノベーション費用を多めに住 宅ローンに組み込んでもらうこと」です。
不動産担当者が金融機関に物件金額とリノベーション費用の合計 を「借入額」として申込書に書く時に概算見積より多めに入れても らいましょう。
後からグレードを上げたり、 ここも直したい、 あそ こも手を入れたいという希望が出てきた時に対処できるようにして おきましょう。
多めに入れた借入金額が、打ち合わせ後に不要であれば決済前の金融機関での「金銭消費貸借契約時」に減額できるのでご安心ください。
不動産営業マンとは二人三脚で住宅購入を進めていくパートナー。
買う側も知識をつけて、希望を叶えてくれる人を見つけましょう。