予算が曖昧なまま物件を探さない。「とりあえず見に行こうか?」で起こる失敗
家を購入する人のほとんどが、いきなり物件探しからはじめます。
しかし、しっかりした準備をせずに、いきなり物件探しからはじめると、失敗する確率が高まります。
なぜでしょう?
それは、インターネットやチラシを見て「この物件を見せてほしいのですが」と問い合わせをすると、
不動産会社の営業マンから、「早速現場を見に行きましょう!」と言われ、
急いで資金計画をさせられ、「買えますね!」と乗せられ、「いい物件なので、今日決めないとなくなりますよ」と急かされます。
「そんな急に⋯⋯」と思っても、押し切られて購入するか、「まだ見はじめたばかりなので」と、
何度も同じことを繰り返し、「物件回遊族」として不動産業者からマークされてしまうことも多々あります。
私の会社では、来店された方にはまず「購入の仕方」のセミナーを受けてもらいます。
賢い購入の仕方や、ローンの話、物件の探し方などをしっかり勉強してもらいます。
その後でなければ物件案内はしないようにしています。
なぜなら、しっかりと自分の予算を知り、流通のしくみや買い方を理解しておかないと、成功する住宅購入ができないからです。
そうでなければ、せっかくいい物件と出会っても購入の判断ができず、チャンスを逃すことになります。
新築も中古も同じですが、いい物件ほどすぐなくなります。
ゆっくり検討してほしいのですが、残念ながら人気の物件ほど検討している時間が短くなるのです。
だからこそ準備が大切です。
いい物件に出会ったときにすぐ決断できいるように、建物とリフォームの予算、市場の相場、周辺物件との比較など情報が必要なのです。
ぜひ、気措置匹を身につけ準備ができてから、物件を見に行くようにしましょう。