コロナ禍で変化が加速！新築から中古リノベに
新型コロナウイルスの影響は様々なところに出ていますが、住宅購入にも影響はたくさん出ています。
そのひとつが「新築から中古リノベに」という動きが加速したことです。
東京都心のマンションの成約戸数は、今まで中古マンションの方が新築マンションを上回っていることがデータではっきりと出てきました。
中古リノベについては、本書でもその面白さと資産性を語ってきましたが、国の後押しや新築マンションの価格上昇もあり、実際の購入者の年収と価格のバランスの見直しなどから中古リノベの価値が見直されてきました。
さらにはリモートワークやオンラインでの授業などが増え、書斎や個室がないと集中できないという問題が出てきました。これにより、「狭いマンションや戸建て」から「少しでも広いマンションや戸建て」物件への需要が高まりました。
購入価格が同じなら「新築から中古リノベ」にしたり、「都心から郊外へ」と視点を変えることで広い物件を確保して、長くなった家にいる時間を、家族とプライベートを分けながら楽しく暮らせるようにしていきたいというのは、これからの環境を考えると当然の流れなのかもしれません。
一方、「都心の便利なところで住みたい！」というのは不変の需要だと思います。
本書でも資産性を考えるなら、「売れる物件」「貸せる物件」にしましょうといっているように、便利な場所、人気のあるエリア。校区のいいエリア、環境のいいエリアの物件を買うべきだということはコロナの時代になっても、未来に向かって変わらない価値だと思います。つまりは「中古リノベの価値はこれからもっと上がっていくのではないでしょうか。
