Q28 :固定金利と変動金利は どう違いますか?
A:返済額が固定されるか、変動するかの違いです。
固定金利は、全期間固定や10年固定など、決められた期間の間は金利が固定され、返済額も変わらないのが特徴です。世の中の景気や政府の政策、金融機関の方針に影響されません。
一番のメリットは、毎月の返済額が変わらないので、安心して家計の計画ができることです。 デメリットは変動金利に比べて設定金利が高いことです。金利が低いままずっと上がらなければ、結果として変動金利より総返済額が多くなります。
一方、変動金利は世の中の金利動向に合わせて借入金利が変動し、それに伴い返済額も変動します。メリットは世の中の金利が上がらなければかなり安い金利で返済額も抑えられることです。デメリッ トは金利が上がれば返済額が高額になっていくリスクがあることで す。どちらを選ぶかは正解がありません。未来はだれにもわからないからです。
固定と変動をミックスで借りられる金融機関もあります。例えば 2500 万円の借入総額のうち、1000 万円は固定、残りの1500 万円は変動という組み合わせです。金利が上がったら変動から繰上げ返 済、金利が低いままだったら固定から繰上げ返済するというように賢く調整することも可能です。