Q:団体信用生命保険に入れないとローンが組めないのは 本当ですか?
A:本当です。健康リスクについても 知っておきましょう。
住宅ローンの主債務者(契約者)が急に亡くなったら、普通は返済できなくなります。 そんな時のために金融機関は団体信用生命保険(以下、団信)に加入してもらうことを 住宅ローンの借入条件に入れています。
団信とは、契約者が死亡または高度障害状態になった場合、その後の返済が免除され、 遺族には住宅を残すことができるというものです。 金融機関側からすると、「病気で死ぬ可能性の高い人に長期の住宅ローンは貸せない」 ということです。
では、ガンになったりしたことのある人は、 【収入があっても住宅ロ ーンが組めないのか?】 という疑問が出ますよね。そうです。残念ながら組めないのです。 ガンだけではなく、糖尿病などでも引っかかる可能性があります。 ほとんどの金融機関が同じようなしくみを持っていま す。
この健康リスクはかなり高いものになります。 私が若いうちに住宅購入をするようすすめる理由のひとつです。 高齢になればなるほど、 返済期間が短くなることで返済額の負担が増え、なおかつ、 もし小さな病気でもしてしまうと住宅ローンを組みにくくなる可能性が高くなります。 そうなると一生賃貸住まいなんてことにもつながりかねません。
だからこそ健康な若いうちに住宅購入を検討しておくことをおす すめします。 ちなみにこの団信の保険料は基本的に住宅ローンの金利に組み込まれていて別途かかりません。
さらに、 最近は死亡だけでなく、オプションで3大疾病や8大疾病に対応した商品もあります ので、適用される金利の安さだけではなく、団信も比較検討して有効に使いましょう。