Q: 中古リノベするのに「購入後にリフォームローンを使う」がダメな訳は?
A:物件購入後は、別ローンが組みにくくなるので要注意!
「リフォームは購入後に考える」。 繰り返し伝えますが、それが失敗につながりやすいのです。不動産担当者は家を 買ってもらえれば手数料が入って儲けが出て終わりなので、買った後のことまで 考えないことが多いのです。 「後はリフォーム屋さんと打ち合わせください」という感じで手を引きます。
「住宅ローンにリフォームの費用も含んで借りる」理由は、ここまで何度も書い てきましたが、再度説明します。
①金利の差:住宅ローンは1%を切る金利。リフォームローンは 安くても約2%。
②借入可能年数の差: 住宅ローンは最長35年。リフォームローンは最長15年程度。
③借りられない問題: 住宅ローンを組んだ直後は、返済比率や返済額が多くなりすぎて、 そもそも新しいローン借入ができないことがよく起こる。
金融機関によって違いはありますが、上記が主な理由です。
リフォームローンは長年住んだ家が古くなってリフォームする時に使うためのローン なので、年数も短く金利も住宅ローンに比べると不利になります。 しかも、住宅ローンを組んだばかりで、そもそ も借入できないことが多くあります。 そうなるとリフォームは手持ち現金でするしかなくなります。家を買うための諸経費 などで手持ちの現金が減った上にこれから生活する貯蓄もないと不安になります。 よほど現金の貯金がある場合はいいですが、若い世帯ならば手持ち現金は少ない場合も 多いでしょうし、ここで使いたくないでしょう。 しかし、買う前にリフォーム費用をしっかり見積もっていないと、思ったより予算が 増える場合もあります。エアコンや家具家電、カーテンなどどんど ん費用がかさみ、 金銭的余裕がなくなれば心のゆとりもなくなり・・・、せっかくの楽しい住宅購入がつら くなるという失敗に陥りやすのです。
これが弊社が「賢い買い方が重要」と唱えている理由です。