Q44:団体信用生命保険への加入は 必要ですか?
A:必要です。実は必須なんです。
住宅ローンを組む場合は基本的に団体信用生命保険(以下:団信) に加入しないといけません。 逆に言うと、団信に入れないと年収の条件をクリアしても住宅ローンが組めません。
すなわち「現金でないと家が買えない人」になってしまいます。
団信とは簡単に言うと、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害の状態になった時に、残りの住宅ローンが弁済されるしくみです。 言い方は悪いですが「死亡したらローンはチャラ」のしくみです。 残された家族に負担がかかりません。
では、団信に入れないのはどんな人でしょうか?
簡単に言うと健康でない人は入れません。加入時に病歴などの告知義務がありますので、引っかかると入れません。生命保険なので当然かもしれませんね。
中年になると糖尿病や肝炎、肝硬変などが増えてくるので要注意 です。これを私は「健康リスク」と呼んでいます。若いうちに住宅を買う理由のひとつでもあります。
病気等で団信に入れない場合は住宅ローンを組むのは困難になります。でもあきらめないでください。使えるローンがあります。それは住宅金融支援機構の「フラット35」です。「フラット35」は団信への加入の有無が選択できます。団信に入らなくても他の条件 がクリアできれば住宅ローンが使えますので検討してみてください。
また、民間の金融機関でも「ワイド団信」という一般の基準よりも審査基準が緩和された団信プランもありますので、相談してみてください。
過去の病歴、医師の告知、投薬について告知義務があり、団信加入時に保険会社が調べるので、 隠せません!