Q45: たくさん種類がある団信、 入り方にもコツがありますか?
A :団信は大きく3種類あります。加入している生命保険と照らし合わせて選択しましょう。
住宅ローンを組む人のほとんどが付帯して加入するものが、団体 信用生命保険と説明してきました。 でもこの団信もいろいろな種類が増えてきました。その種類の代表的なものが下記の3つです。
①通常の団体信用生命保険
②三大疾病特約付き団体信用生命保険
③八大疾病特約付き団体信用生命保険
①は通常の団信で被保険者(ローン契約者)が死亡もしくは高度障害状態になった時に、保険金によって残債が完済されます。なお、高度障害状態とは、病気や怪我等により身体機能が重度に低下している状態のことを言います。細かな基準は金融機関によって決められています。 費用的には通常の団信は住宅ローンに含まれているため、ローン金利の上乗せはありません。
②は①通常の団信に特約が付いてきます。「死亡もしくは高度障害状態」に加え、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)によって所定の状態になった場合にも保険金が出るのです。がんが増えているので使える場合も多くなっているでしょう。費用的には金融機 関によって異なりますが、通常の団信に金利を0.25%程度上乗せになることが多いです。
③は①+②に加えてさらに5つの重度慢性疾患(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)によって所定の状態になった場合にも、保険金が出て残債が完済されます。費用的にはこれも金融機関によって異なりますが、通常の団信に金利を0.3%程度上乗 せになることが多いです。
住宅ローンの返済が苦しくなるのは死亡や高度障害状態だけではありません。安心できる保険に入っておくのもひとつの考えです。 ただし、無駄にならないように現在加入している生命保険なども確認して、選択してください。
年齢が高くなればなるほど、健康状態は劣化するのが普通なので、 「団信に入れない=住宅が買えない」というリスクがありますので、 できるだけ若いうちに住宅購入するのが保険加入という面でも安心 です。