Q48:ボーナス払いはいくらまでなら 安心でしょうか?
A:できるだけゼロに近づけたほうが いいでしょう。
住宅ローンの返済は「毎月払い」と「ボーナス払い」が併用できるようになっています。
どう変わるかシミュレーションしてみましょう。 借入額は同額の3000万円、返済期間は35年、金利はわかりやすいように1%にします。 総支払額はボーナス併用払いのほうが約 3万円多くなりますが、さほど変わらないと言えます。
変わるのは毎月の返済額です。ボーナス併用のメリットは毎月の返済が安く抑えられることですが、 しかし危険ですので、私は可能な限り月払いのみでボーナス払いはゼロにすることを推奨していま す。
理由は、ボーナスの金額は上下することです。また場合によっては出ないこともありますので、住居費の あてにしないで、ボーナスが出たら旅行に行くなり、学費に使うなり、生活にゆとりを持たせたほうが いいと考えるからです。気をつけないといけないのは営業マンが毎月返済を安く見せるためにボーナス払いを 併用して資金計算を組んでくる場合です。
「ほら、今の家賃と変わらずに買えますよ!」 と月の支払いを安くして比べてくる誘惑です。
何を隠そうバブルが崩壊するまでは基本的にボーナス払いは上限 MAXの借入額の50%まで入れるのが常識でした。 そしてローン破綻したほとんどの方がボーナス払いに苦しんだのです。
ボーナス払いのデメリット
・ボーナス月は毎月払いと2重に支払いが発生するので大変
・会社側からすれば、給料と違ってボーナスを支給するかどうかは自由
・ボーナスが出ない、または少なくなると支払いが困難になる
・総支払額が毎月払いより少し多くなる
以上を踏まえたうえで良くご検討くださいね。